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「一人当千」と称えられた武将・坂井政尚——知られざる戦国の実力者
【はじめに】 「一人当千の働き、高名比類なきところ」——これは信長の一代記『信長公記』の言葉です。これほどの賛辞を信長の記録係・太田牛一が特定の武将に贈ることは、ほとんどありませんでした。 その武将の名は、坂井政尚(さかいまさひさ)。信長が... -
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榊原康政とは?戦場と行政で家康を支えた徳川四天王の「知将」
【はじめに】 豊臣秀吉が「懸賞金をかけた」武将が徳川四天王にいた——そう聞くと、猛将のイメージを抱くかもしれません。しかし、その人物は槍を持つ武者ではなく、文書を書き、領地を治め、主君に直言することを恐れなかった「知の武将」でした。名を、榊... -
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九鬼嘉隆とは?鉄甲船で海戦を変えた「戦国最強の水軍大将」九鬼
【はじめに】 戦国時代の有名武将といえば、信長・秀吉・家康や、戦場で活躍した陸上の武将たちが思い浮かびます。しかし海の上で歴史を動かした人物が一人います。 九鬼嘉隆(くきよしたか)。志摩国(現・三重県)を拠点とした水軍大将で、「鉄甲船」と... -
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筒井順慶とは?洞ヶ峠の真実と大和国を変えた戦国大名の生涯
【はじめに】 「洞ヶ峠を決め込む」という言葉を知っていますか。優柔不断で日和見的な態度を表す日本語の慣用句で、語源は戦国大名・筒井順慶にあると言われています。しかし実は、この「洞ヶ峠の伝説」は史実ではない可能性が高いのです。 この記事では... -
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結城秀康とは?家康の「捨てられた次男」が越前68万石を手にするまで
【はじめに】 「徳川家康の息子」と聞くと、多くの人は三代将軍・家光の父である秀忠を思い浮かべるでしょう。では、その秀忠の兄で、家康の次男はどんな人物だったか知っていますか? 結城秀康(ゆうきひでやす)は、父に3歳まで会えず、人質として天下人... -
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朽木元綱とは?4つの政権を生き抜いた「戦国生存のプロ」をわかりやすく解説
【はじめに】 戦国時代といえば、義を重んじ命がけで主君に尽くす武将の物語が頭に浮かびます。ところが今回紹介する朽木元綱(くつき もとつな)は、少し違うタイプの武将です。室町幕府から織田・豊臣・徳川まで、天下が三度替わっても家を守り抜き、84... -
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賤ヶ岳七本槍の「知られざる生存者」加藤嘉明——40万石をつかんだ武将の全貌
【はじめに】 「賤ヶ岳七本槍」——この言葉を聞いたことはありますか。戦国時代、豊臣秀吉を支えた7人の精鋭武将に与えられた称号です。加藤清正や福島正則の名前は有名ですが、実は七本槍の中で最後まで生き残った武将の名前は、あまり知られていません。 ... -
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斯波義統とは?名門守護が「傀儡」として消えた理由をわかりやすく解説
【はじめに】 「斯波(しば)」という名前を知っていますか?室町幕府で将軍の次に高い「管領」の座を代々担った、日本最高レベルの名門です。その末裔・斯波義統(よしむね)は、尾張(今の愛知県)の守護として名目上は最高権力者でしたが、1554年に自前... -
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山田長政とは?駕籠かきから東南アジアの大臣になった日本人
【はじめに】 「山田長政」という名前を聞いたことはありますか?江戸時代の初め、タイ(当時はシャム)に渡って大活躍した日本人です。江戸時代の日本でも有名人だったこの人物は、実は沼津城の駕籠かき(荷物運び係)から出発して、東南アジアの王国で「... -
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リシュリュー枢機卿——フランスを絶対王政へと導いた宰相の「国家理性」
【はじめに】 17世紀のフランスに、国の形そのものを変えた一人の宰相がいました。カトリックの枢機卿でありながら、プロテスタントの国々と堂々と手を組み、宗教よりも国家の生存を最優先に動いた人物——それがリシュリューです。「権謀術数の宰相」とも「...